琉球王朝時代の朧(おぼろ)型

2022/12/11

こんにちは。

金城昌太郎びんがた工房の金城(息子)です。

本日は、金城昌太郎びんがた工房の
公式LINEの方でもお伝えしております

琉球王朝時代の朧(おぼろ)型

をご紹介いたします。

それでは、早速どうぞ!!!

1.空色地貝藻梅紅葉松葉木目文様紅型木綿袷衣装

襟の部分は
柄違いの朧型になっており
ただただ、圧巻です!

圧倒的な手間と
職人の技術を感じる事ができる朧型。

作品が語るとは
この事だなと実感しました。

2.桃色地山水桜閣鶴文様紅型木綿袷衣装

正直、こちらも
ただただ、圧巻です!

とにかく美しいです!!

もはや、私が説明する事は何もありません。

が、あえてこの着物の美しい所を
言わせて頂きますと
やはり
桃色地に襟部分の黄色ではないでしょうか?

やさしい桃色地の襟に
ワンポイントで使用されている
ふくぎの黄色が
紅型の美しさをより一層際立出せてくれます。

それにしても、
朧型が、格別美しく見えてしまうのは
私だけでしょうか?

実は、私のスマホのホーム画面の背景は
父が昔染めた、朧型の紅型です。

金城スマホ壁紙写真

3.紫地桜紅葉蝶流水青海波文様紅型木綿袷衣装

表地に描かれた紅葉、蝶、流水が
裏地に一色で描かれてた梅や小花で、
より一層、引き立てられております。

柄と柄を合わせると
ゴチャゴチャしそうな所を
職人の卓越した技術で
美しさに変わっているのを感じます。

それと同時に
琉球王朝時代で
すでにこの表現方法を確立した
当時の職人達の発想力の凄さを感じました。

そして
昌太郎がなぜ
琉球王朝時代の職人の姿を追い求めているのかが
また、一つわかったような気がしました。

いかがでしたでしょうか。

琉球紅型の奥深さを感じる事ができたのではないでしょうか。

これからも
紅型職人である金城昌太郎が大切にし
その美しさを後世に残そうと人生をかけた
琉球王朝時代の紅型の美しさを
色、柄など様々な角度からお伝えしていきますので、
どうぞ、よろしくお願いします。

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