琉球紅型職人である
金城昌太郎の作品をご覧頂く前に
どうしても知って頂きたい事がございます。

どうか、3分間だけお時間をください。

琉球紅型職人
金城昌太郎について

金城昌太郎は
中学3年生の時、担任の先生より

「沖縄には世界に誇れる工芸がある。

しかし、
この戦争で沖縄が大切にしてきた
紅型や織物、陶器、漆器の伝統工芸が
今回の戦争で、
すべて焼き尽くされた。

生き残ったもので力を合わせて
復興させようと思う。

郷土の工芸のために
一生の仕事として
尽くす気のある者はいないか?

地味な仕事で、
これから復興させるのだから
一人前になるには10年以上はかかる。

だが、将来性のある仕事だ。」

と問われ、紅型師になる事を決意します。

15才で
名渡山工芸館にて従事します。

琉球王府の博物館にて
古紅型の生地にふれながら、
色彩、模様の説明を受けます。

ある時は、
トレーシングをさせて頂き、
古紅型を写し、
古典柄を彫りながら、
古きものに込められた
先人達のさまざまな工夫や
知恵、感覚を身をもって知ります。

工芸は、
無から生まれるものでなく、

【先人の歩みの中から学ん創るもの】

という事を学びます。

16才の時
城間びんがた工房にて従事します。

名渡山工房で型彫りをしていたこともあり、
型彫りを中心に仕事を行います。

栄喜先生が描いた図案を
私が彫るということもしばしばあったそうです。

城間栄喜先生より、

【伝統の紅型師としての生き方】

を学びます。

26才の時
沖縄県立首里高等高校
染織デザイン科の助手になり
末吉安久先生より

【自由な発想の型絵染め】

を学びます。

また、稲垣稔次郎先生の書より

他の作品を模倣することなく
 自然に触れ自らスケッチし
 そこから創造をあみ出す

という、

【創作する大切さ】

を学びます。

そして、
昭和4127歳の時に
現在の那覇市首里山川町に
金城昌太郎びんがた工房として独立します。

琉球紅型職人
金城昌太郎の想い

金城昌太郎は、
職人の道を目指すきっかけになった

「沖縄には世界に誇れる工芸がある。」

を次世代に繋ぐ為に
原点でもある

『琉球王朝時代の紅型の美しさ』

表現する事を目指しました。

注文が増えると
お客様の意向を無視できなくなり
自分の美学が、
お客様の美学に
浸透されてしまうのを
恐れた為

問屋様、小売店様、
さらにはお客様からの注文を
一切受けず60年以上、
ただ、ひたすら
琉球紅型の美しさを
追求し続けた職人です。

その為、
市場には制作した作品があまり出回っておりません。

ですので、着物がお好きな方でも
父(金城昌太郎)の名前を知っている方は
とても少ないはずです。

もちろん、
注文を受けた方が
お客様の喜ぶ商品に
近づける事ができ、
職人としての
認知度も広がっていきます。

しかし、昌太郎は
「貧しくとも、自分の信じた意思を貫こう」
と、琉球王朝時代の紅型の美しさを
次の世代に伝えると言う想いを

一切ブラさず
60
年経った今でも、
紅型を創り続けています。

このような信念の元に
制作しているので
きっとあなたが
これまで見てきた
琉球紅型とは

何か違う

感じて頂けると思います。

金城昌太郎の実績

1.沖縄県指定無形文化財技能保持者

琉球王朝時代の紅型を表現し続けた昌太郎は
59
才の時に

沖縄県指定無形文化財保持者

6名の内の1人として
認定されます。

昌太郎は、無形文化保持者に認定された事を
自分がこれまで貫き通した想いが
沖縄県に認められたと
とても喜んでおりました。

それと同時に
この技術をしっかりと
次の世代へ伝えていこうと決意し
紅型職人の後輩達と一緒に
スケッチに行ったりと
積極的に指導しております。

2.第51回 沖縄タイムス芸術選賞 大賞 受賞

2016年には
沖縄タイムス芸術選賞の大賞を受賞しただけでなく、
その年の受賞者代表挨拶もいたしました。

3.新匠工芸会 稲垣賞 受賞

金城昌太郎が所属していた
新匠工芸会での最も名誉ある稲垣賞を受賞しました。

Q&A:よくある質問

Q1.実際に作品(帯)を見るにはどうしたら良いですか?

A.金城昌太郎の作品は、直接工房見学に来て頂くか、オンラインストアにてご覧頂くことができます。

工房見学のご予約は、下記URLより
https://kinjo-shoutarou.com/tour/

昌太郎の作品一覧は、下記URLより
https://kinjo-bingata.myshopify.com/

Q2.お支払い方法は?

A.クレジットカード(VISA・JCB・マスターカード)、
銀行振込のいずれかでお願いしております。
お支払い方法は、24回まで分割可能です。

 

Q3.TV、雑誌、WEBメディアなどへの取材は可能ですか?

A.申し訳ございません。
金城昌太郎に関する取材は、一切、お断りしております。
ご理解の程、よろしくお願いいたします。

実際に金城昌太郎の帯をご覧になりたい方は
下記より工房見学のご予約を頂き
ご覧頂く事ができます。

金城昌太郎が83歳で高齢な為
工房見学は、

11組・1ヶ月5組限定
となっております。

ご希望の方はお早めに
ご予約くださいませ。

また、金城昌太郎の帯は
下記ECサイトにてご覧頂く事も可能です。

上記のECサイトでは
月々10,000円~分割払いで
お求め頂く事が可能です。

琉球紅型の帯が高額過ぎる!と
高根の花に思われがちですが
ここまで読んで頂けた
あなたなら
きっと「安い!」と感じて頂ける
価格になっていると思います。

末尾になりますが
最後までお読み頂きまして
誠にありがとうございます。

ここまでお読み頂きましたあなたと
工房でお会いできる日を
楽しみにしております。

当主:金城昌太郎
息子:金城昌之

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