琉球王朝時代の牡丹衣装

2023/05/13

こんにちは。

金城昌太郎びんがた工房の金城(息子)です。

なぜ、私は琉球王朝時代の紅型を通して
琉球紅型の美しさを伝えようとしているのか。

それは父であり、琉球紅型職人である
金城昌太郎が、その美しさを原点とし
人生をかけて表現しようとしたからです。

だから、私は職人ではないのですが
父の心をそこまで魅力した
琉球王朝時代の紅型の魅力を感じる為に
毎月、琉球王朝時代の紅型を鑑賞するようにしております。

毎月、鑑賞していると
400年前にこんな事もしていたの!?!?と
当時の職人達のクリエイティブの高さを感じる事ができ
とても刺激を受ける事ができます。

この魅力を
少しでも多くの方に知って頂きたいと思い
琉球王朝時代の紅型をご紹介しております。

琉球王朝時代の牡丹が描かれた紅型衣装

今回のテーマは

牡丹が描かれた衣装

です。

それでは、どうぞ!!!

1.白地竹蝙蝠牡丹文様型染刺繍縮緬衣装

作品名にもある通り、
なんと牡丹文様に「刺繍」が施されております。

染めだけでも十分、美しく感じるのに
さらに刺繍も施され
唯一無二の美しさを演出しております。

そして、

個人的には
染めだけでも十分、美しいのに
より、美しく魅せる為に
刺繍を施すと言う
当時の職人達の
美しさに対する
貪欲な向上心。

この作品を見た時に
私は、

「琉球紅型の美しさを伝える為に
貪欲に挑戦しているか。」

と問いかけられているような感じがしました。

 

2.白地牡丹尾長鳥流水菖蒲文様紅型木綿衣装

こちらの作品で、私の心を奪ったのは
美しすぎる左右対称具合。

今から400年前に
ここまで綺麗に左右対称に表現したと考えるだけで
感動です。

3.黄色地牡丹尾長鳥霞文様紅型縮緬袷衣装

そして、ラストは
皆様がイメージするTHE 琉球紅型 です。

フクギの黄色に大胆に配色された「朱」の色が
紅型らしさを感じさせられます。

いかがでしたでしょうか?

これからも
紅型職人である金城昌太郎が大切にし
その美しさを後世に残そうと人生をかけた
琉球王朝時代の紅型の美しさを
お伝えしていきますので、
どうぞ、よろしくお願いします。

 

【お知らせ】

金城昌太郎びんがた工房では
月々16,000円〜金城昌太郎びんがた工房の帯が購入できます。

金城昌太郎びんがた工房の当主である金城昌太郎は
琉球王朝時代のびんがたの美しさを
次世代に繋げていく為に
80歳を過ぎた今でも
日々、創作活動に励んでおります。

自分の意思を一切ブラさずに
60年間、創り続けた金城昌太郎だから
表現できるデザイン、色彩があります。

あなたのお着物の美しさを
一層、際立ててくれるはずでしょう。

金城昌太郎の作品はこちらから
1点限り 金城昌太郎作 琉球紅型六通帯 屋根に芭蕉

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