2023年10月31日(火)〜11月6日(月)
沖縄県那覇市久茂地にある
デパートリウボウ2F/5Fにて
7年ぶり4回目の個展を開催いたします。

と言われましても

琉球紅型職人、金城昌太郎
って、どんな人?と思われたと思いますので

3分間だけお時間をください。

琉球紅型職人
金城昌太郎について

金城昌太郎は
中学3年生の時、担任の先生より

「沖縄には世界に誇れる工芸がある。

しかし、
この戦争で沖縄が大切にしてきた
紅型や織物、陶器、漆器の伝統工芸が
今回の戦争で、
すべて焼き尽くされた。

生き残ったもので力を合わせて
復興させようと思う。

郷土の工芸のために
一生の仕事として
尽くす気のある者はいないか?

地味な仕事で、
これから復興させるのだから
一人前になるには10年以上はかかる。

だが、将来性のある仕事だ。」

と問われ、紅型職人になる事を決意します。

15才で
名渡山工芸館にて従事します。

琉球王府の博物館にて
古紅型の生地にふれながら、
色彩、模様の説明を受けます。

ある時は、
トレーシングをさせて頂き、
古紅型を写し、
古典柄を彫りながら、
古きものに込められた
先人達のさまざまな工夫や
知恵、感覚を身をもって知ります。

工芸は、
無から生まれるものでなく、

【先人の歩みの中から学ん創るもの】

という事を学びます。

16才の時
城間びんがた工房にて従事します。

名渡山工房で型彫りをしていたこともあり、
型彫りを中心に仕事を行います。

栄喜先生が描いた図案を
私が彫るということもしばしばあったそうです。

城間栄喜先生より、

【伝統の紅型師としての生き方】

を学びます。

26才の時
沖縄県立首里高等高校
染織デザイン科の助手になり
末吉安久先生より

【自由な発想の型絵染め】

を学びます。

また、稲垣稔次郎先生の書より

他の作品を模倣することなく
 自然に触れ自らスケッチし
 そこから創造をあみ出す

という、

【創作する大切さ】

を学びます。

そして、
昭和4127歳の時に
現在の那覇市首里山川町に
金城昌太郎びんがた工房として独立します。

琉球紅型職人
金城昌太郎の想い

金城昌太郎は、
職人の道を目指すきっかけになった

「沖縄には世界に誇れる工芸がある。」

を次世代に繋ぐ為に
原点でもある

『琉球王朝時代の紅型の美しさ』

表現する事を目指しました。
その為に問屋様、小売店様、
さらにはお客様からの注文を
一切受けず60年以上、
ただ、ひたすら
琉球紅型の美しさを
追求し続けた職人です。

その為、
市場には制作した作品があまり出回っておりません。

ですので、着物がお好きな方でも
父(金城昌太郎)の名前を知っている方は
とても少ないと思います。。

一切、注文を受けなかった理由としては

注文が増えると
お客様の意向を無視できなくなり
自分の美学が、
お客様の美学に
浸透されてしまうのを
恐れた為
と言っております。

もちろん、
注文を受けた方が
お客様の喜ぶ商品に
近づける事ができ、
職人としての
認知度も広がっていきます。

しかし、昌太郎は
「貧しくとも、自分の信じた意思を貫こう」
と、琉球王朝時代の紅型の美しさを
次の世代につい耐えると言う想いを

一切ブラさず
60
年経った今でも、
紅型を創り続けています。

このような信念の元に
制作しているので
きっとあなたが
これまで見てきた
琉球紅型とは

何か違う

感じて頂けると思います。

金城昌太郎の実績

1.沖縄県指定無形文化財技能保持者

琉球王朝時代の紅型を表現し続けた昌太郎は
59
才の時に

沖縄県指定無形文化財保持者

6名の内の1人として
認定されます。

昌太郎は、無形文化保持者に認定された事を
自分がこれまで貫き通した想いが
沖縄県に認められたと
とても喜んでおりました。

それと同時に
この技術をしっかりと
次の世代へ伝えていこうと決意し
紅型職人の後輩達と一緒に
スケッチに行ったりと
積極的に指導しております。

2.第51回 沖縄タイムス芸術選賞 大賞 受賞

2016年には
沖縄タイムス芸術選賞の大賞を受賞しただけでなく、
その年の受賞者代表挨拶もいたしました。

3.新匠工芸会 稲垣賞 受賞

金城昌太郎が所属していた
新匠工芸会での最も名誉ある稲垣賞を受賞しました。

 

今回の個展では、
これ以外にも
これまで新匠工芸会で受賞した非売品の着物を8点以上、展示いたします。

琉球紅型に興味がある方だけでなく
着物(和装)に興味がある方
すべての方に見て頂きたいです。

そして、金城昌太郎 琉球紅型展をより楽しんで頂く為に
父が原点とし大切にしている
琉球王朝時代の紅型を公式LINEにて
全5回に分けて紹介しております。

ぜひ、ご登録頂き
琉球紅型の魅力を原点から感じてください。

公式LINEの登録はこちらから
https://lin.ee/ulpJLP5
>クリックして、友だち追加する。

末尾になりますが
最後までお読み頂きまして
誠にありがとうございます。

ここまでお読み頂きましたあなたと
個展でお会いできる事を
父共々、楽しみにしております。

当主:金城昌太郎
息子:金城昌之

 

<工房見学のご案内>

現在、個展に行きたいけど、
仕事の都合上、どうしても行けないんです・・・

と言うメッセージを多く頂いております。

そんな方へ、お知らせです。

工房見学は、いかがでしょうか?

1日1組限定にはなってしまいますが
個展の時よりも、ゆっくりと
紅型職人である父、金城昌太郎と話をする事ができます。

詳細は、下記URLより
https://kinjo-shoutarou.com/tour/
>クリックして、工房見学の詳細をみる。

 

<金城昌太郎 琉球紅型展 開催記念ポストカード販売のお知らせ>

今回、7年ぶり4回目となる個展の開催を記念して
父が制作した古典柄・オリジナル創作柄のポストカードを数量限定で販売いたします。

※父の個展を琉球紅型に興味のある
すべての方に知って頂きたいので
ポストカードの売上は、父の個展のPR費(広告費)にいたします。

個展開催の応援も含めて
ご購入頂けたら、嬉しいです。

工房見学の内容を見る→