紅型師:金城昌太郎が貫き通した美学を後世にも伝えたい。
製品は全て、その貫き通した美が息づくよう尽力しております。
どんなに美しい琉球王朝時代の紅型も最初は誰かが、
試行錯誤した。
そして、オリジナルデザインを生み出した。
0から新しいデザインを生み出すのは
苦しい事もたくさんある。
その試行錯誤しながら生み出す過程に美しさが宿る。と、
紅型師:金城昌太郎は言います。
SHOTARO BINGATA NAHAの製品は、
この昌太郎の精神を強く反映しています。
紅型の工程を少し紹介いたします。
紅型は、大きく
デザイン→下絵→型ほり、などの
工程を経て作られます。
この紅型の工程で
琉球紅型のデザインを強く支えてるのは「型彫りの技術」だと、
紅型師:金城昌太郎は言います。
昌太郎は、昔から変わらない「ルクジュウ」
という豆腐を乾燥させた下敷きを使います。
そして、渋紙に書いたデザインを小刀を使い、
突き彫りで彫っていきます。
この時にわずかに聞こえてくる
ザク ザク ザク
という、ヤギが草を食べているような音が
とても心地良い。
きっと、琉球王朝時代の職人達も
この音を聞きながら紅型を制作していたのだろう。
と考えるそうです。
琉球王朝時代続く技法だけでなく
その精神も表現するため、
シャツの素材選びには、とても悩みました。
多くのアパレル関係者
伝統工芸にたずさわる職人の方々と話をしました。
そして、洋服好きの方々の意見を聞きながら
悩みに悩み、試行錯誤を繰り返しました。
その結果、琉球王朝時代に使われ、
今も愛され続けている「木綿」生地を選びました。
さらに紅型師:金城昌太郎が
最も伝えたい琉球紅型の魅力、
【沖縄独特の「デザイン」の美しさ】
を表現する為に
あえて、「モノトーン」の一色で染めました。
このような工程を経てできた製品は、
琉球紅型の本質をしっかり感じる事ができると自負しております。