琉球紅型職人、金城昌太郎が注文を一切受けつけない理由について

2023/05/13

こんにちは。 

金城昌太郎びんがた工房の金城(息子)です。

本日は、父が注文を受けない理由について、お伝えいたします。

父が琉球紅型職人になったきっかけ
の記事でもお伝えした通り
父は、戦争で失ってしまった
世界に誇れる沖縄の琉球紅型を復興させる為に
琉球紅型職人になりました。

琉球紅型職人になったきっかけをまだお読みでない方は
こちらからお読みくださいませ。
https://kinjo-shoutarou.com/post-1108/
>クリックして記事を読む

琉球紅型職人として独立した当初は
県外から多くの方々が
琉球紅型を求めて工房に訪れたそうです。

その中で、色や柄を指定するお客様も多かったようです。

ただ父は、そのような注文を一切受けなかったそうです。

注文を受けなかった理由は

注文が増えると
お客様の意向を無視できなくなり
自分の美学が、
お客様の美学に
浸透されてしまうのを
恐れた為

と言っております。

もちろん、
注文を受けた方が
お客様の喜ぶ商品に
近づける事ができ、
職人としての
認知度も広がっていきます。

しかし、昌太郎は
「貧しくとも、自分の信じた意思を貫こう」
と、琉球王朝時代の紅型の美しさを表現する意思を
一切ブラさず
60年間以上、紅型を創り続けております。

いかがでしたでしょうか。

私自身、父のこのエピソードを知った時に
息子ながら、とても感動し
父の柄を纏いたいと思いました。

今回は、長文になってしまいましたが
最後までお読み頂きまして
誠にありがとうございます。

次回は、琉球紅型職人である父が大切にしている「スケッチ」についてお伝えいたします。

どうぞ、お楽しみに♪

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